パナソニック インダストリー株式会社
電子材料事業部様
、西村(Compass-Partners-代表取締役)、朴木事業部長、三松経理総括、家門係長、吉田社員(パナソニックインダストリー株式会社)-7.png)
INTRODUCTION
大量のデータから、グローバルで「どの顧客向けのどの製品を、どの程度、価格是正すべきか」を見える化。
原材料高騰および不採算品番への価格是正を推進し、年間数十億円規模の収益改善を見込む取組を実行。
─01 CHALLENGE
導入の背景と課題
原材料価格の高騰が続くなか、取り扱う品番が膨大なため、品目毎に原材料コストの影響を把握することが困難な状況にあった。
コスト構造が「見えない」まま価格交渉に臨むことができず、低利益・赤字品番に手が付けられないという悪循環に陥っていた。
海外拠点含め、営業現場でも「どの製品をいくら値上げすべきか」の判断軸や明確な方針や根拠がなく、交渉に踏み出せない状態が続いていた。
─ 02 APPROACH
課題の解決策と取り組み内容
まず原価構造の「見える化」を最優先課題と定め、データ整備から着手。
価格是正を論理的・段階的に進める体制構築を提案し、推進を支援。
また、Tableau/AIを活用することで、スピーディーな意思決定と検証サイクルの高度化を実現。
STEP 01 データクレンジング
様々な基幹システムから出力されたデータを丁寧に整理・統合し、組み合わせることで、意思決定に活用できる「活きたデータ」へと転換。
STEP 02 コスト構造の見える化
グローバルかつ膨大な品番データを整理・分類し、顧客別・品番別に原材料高騰の影響度を算出することで、価格是正の優先対象を明確化。
STEP 03 価格是正モデル計算
コスト構造、原材料市場データ、顧客情報に基づき価格是正率を算定し、客観的かつ説明可能な価格是正ロジックを構築。
STEP 04 意思決定支援
価格是正による改善効果を試算し、顧客別・品番別の収支シミュレーションをリアルタイムで提供することで、迅速な意思決定を支援。
STEP 05 交渉支援
エビデンスに基づく説明資料の作成を支援するとともに、顧客からの追加要望にも即時対応できる体制を整備し、営業部門による価格交渉を後押し。
STEP 06 進捗管理
価格是正の進捗や改善効果を把握できる環境を構築するとともに、経営層への定期報告体制を整備。
─03 RESULTS
品番ごとのコスト影響が初めて「見える化」されたことで、意思決定スピードが格段に向上するとともに、交渉の優先順位と根拠が明確になり、営業チームが自信を持って価格交渉に臨めるようになった。
その結果、グローバルでの価格是正を順次推進する体制が整い、顧客への価格改定を順次実現し、年間で数十億円規模の収益改善を達成見込み。
─VOICE クライアントの声
朴木 秀行様
パナソニック インダストリー株式会社
電子材料事業部 事業部長
コンパスパートナーズ社様は社名に違わぬご支援を賜り非常に感謝しております。
すなわち事業の羅針盤となる様な支援伴走をパートナーとして確実にやり遂げていただきました。
快刀乱麻を断つが如く現場課題を整理してソリューションを実装、運用見届けていただきました。
お陰様で弊社事業は勢いを増す事ができました。
更に高いレベルの実現に向けた共創をお願いします。
三松 直史様
パナソニック インダストリー株式会社
経理センター 電子材料経理部 総括
今回コンパスパートナーズ社様の支援を頂き、経営経理の実践ができたと実感しております。
継ぎはぎのシステム情報をTableauにより一元化し、販売情報から材料情報まで一気通貫で「見える化」していただきました。
幅広い管理会計知識×システム知識により、当方の課題について抽象的な表現も言語化していただいたことで、素早く課題整理を完了させ、経営者への意思決定に資する情報を迅速に提供することができました。
結果として、当初予想を大幅に上回る利益改善につながる見込みとなっており、事業収益の改善に大きく貢献いただいております。
さらに、経理メンバーも、”会計×IT”の重要性を目の当たりにし、各自競い合うようにスキル習得に取り組み、業務効率化にも派生し、+αの効果を生んでくれています。
引き続き、経営改善の仕組づくりおよび実行の伴走をお願いいたします。
本記事は2026年3月時点の情報を基に作成しています。
─04 REFERENCE
本取組は、パナソニック インダストリー株式会社様の多くの部門の皆様と共に試行錯誤を重ねながら進めた伴走型のプロジェクトであり、私たち自身も多くの学びと気づきをいただく機会となりました。
こうした取組を通じて、データ整理から意思決定・実行までを一貫して支援する価格是正のアプローチを確立することができました。
さらに、最新ITの力で原価情報の活用可能性を大きく広げ、従来の実務的な原価管理の限界を乗り越える新しい発想として、「起点原価管理」という考え方を整理・体系化することができました。
価格是正コンパスモデル

起点原価計算

同様の課題をお持ちの方へ
価格是正・原価管理・データ活用など、まずはお気軽にご相談ください。
